「愛媛県自動車リサイクル連絡協議会（以下、連絡協議会）」の構成メンバーとして、平成16年８月24日から自動車リサイクル法施行前日の12月31日までの期間、当キャンペーンを実施しました。

　愛媛県内の放置自動車（路上放置車輌及び土地に放置された自動車）を市町村等が一般廃棄物として認定し、その収集又は運搬及び処分を市町村等と連絡協議会会員事業所との委託契約により行い、これにかかる費用等については、連絡協議会が原則無料で行い、適正処理した後、リサイクルルートにのせました。

　当組合では、本キャンペーンを支える組織として真摯に取り組み、右表のような成果をあげることができました。

　路上だけでなく港湾や山間等の多くの放置自動車問題の解決に協力するとともに、その後も協力関係を構築することで循環型社会の創造に向けた体制づくりの一助となったのではないかと考えます。

　「自動車リサイクル法」完全施行後は、すべての使用済自動車が「廃棄物」と見なされ、「有価な物」であっても廃掃法の保管基準が適用されることとなりました。

　そこで、　「愛媛県自動車リサイクル連絡協議会」の構成メンバーとして、同法の施行前までに現行の廃掃法及びフロン回収破壊法に基づいた、長期保管車輌の速やかな適正処理を推進するためのキャンペーンを県下一円で行いました。

　「愛媛県自動車リサイクル連絡協議会」の構成メンバーとして、愛媛県内に甚大な被害を与えた先の台風により水没した車輌に対しても、地域組合員を窓口とした関連業界の連携によって適正処理を進めました。

　平成17年１月の自動車リサイクル法施行を控え、愛媛県内の自動車関連団体の連携により、使用済自動車の適正処理等にかかる調査研究等を行うとともに、会員事業所が有する長期保管車輌の適正処理の推進や、愛媛県内“放置自動車一掃キャンペーン”を実施することで生活環境の保全を図り、公衆衛生や福祉の向上に寄与することを目的として、平成16年６月14日に設立されました。
　加盟しているのは、当組合を含む右の８団体（会員事業所約1,600社）です。

　特に、県市町村との連携により実施した「県内“放置自動車一掃キャンペーン”」は、メディア等にも注目を受け、当協議会事務局である愛媛県中小企業団体中央会の他、右の１２団体等の後援を受け、所期の成果を挙げました。

　既に自動車リサイクル法は施行され、県内路上等放置車両の処理、一部を除き長期保管車両の適正処理推進も一段落しましたので、当協議会では、各団体の情報交換を密にすることで自動車リサイクルの効率化や協力体制の確立、自動車部品の再使用の促進など、新たな展開を目指して活動しているところです。

◇協議会構成団体 ＜順不同＞

・愛媛県自動車整備商工組合
・愛媛県中古自動車販売商工組合
・愛媛県自動車車体整備協同組合
・愛媛レッカー協同組合
・愛媛外国車販売協同組合
・協同組合レスキュー・カンパニー・アライアンス
・愛媛自動車部品リサイクル協同組合
・愛媛自動車販売協会

◇キャンペーン後援団体等